肩の痛みに対する運動

リハビリ専門

肩関節の痛みに対するDirectionアプローチでお話した、肩関節の痛みを改善するための複合的な運動についてここでは紹介します。(肩関節の痛みに対するDirectionアプローチ①)

肩関節の挙上・伸展運動

肩関節 挙上下制

手を組んで額にのせた姿勢から始めます
どの運動も同じ姿勢から始めます。
そのまま手を頭の上に伸ばしていきます(挙上)。
脇を閉めるように伸ばした手を最大限降ろして行きます(伸展)。
それを10回程度繰り返します。
注意点
肘が外へ開かないよう脇を閉めるように注意しながらゆっくり行います。

肩関節の外旋・内旋運動

肩関節 内旋外旋

スタートの姿勢は同じです。
肘を外へ開きます(内旋)。
開いた位置から肘がつくように戻していきます(外旋)。
注意点
組んでいる手が額から離れないように注意します。

肘関節の屈曲・伸展運動

肘関節 伸展屈曲

スタートの姿勢は同じです。
そのまま肘を伸ばしていきます(伸展)。
最大限伸ばした位置から額の位置へ手を戻していきます(屈曲)。
注意点
肘を屈曲・伸展する際に肘の位置が変わらないように注意します。
肘が下がったり、上がったりすると運動の方向が変わります。

組んだ手が額まで上がらない方は、まず額にのせるところまで行います。
無理をせず、痛みの様子を見ながら運動を進めて下さい。
また、その場合は肩甲骨の動きが問題になる場合があるため、シュラッグなど肩甲骨の動きを出す運動を行います。(肩関節の痛みに対するDirectionアプローチ①
運動を中止するポイントは、運動を止めても痛みが持続するようでしたら、一度休止しましょう。
休止中、寒冷療法を行い、痛みをコントロールしましょう。(温熱療法と寒冷療法
後日また同じ運動を行ってみて、痛みの様子をみましょう。
筋肉が硬いと痛みが生じる場合(短縮痛)もありますので、痛みの質を評価することも大切です。
短縮痛であれば繰り返し行うことで徐々に筋肉の硬さがなくなっていけば痛みがなくなります。
痛みの評価についてはいずれご紹介致します。

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